出版物のご紹介

執行草舟の出版物・関連書籍をご紹介いたします。

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関連書籍のご紹介

「禅と美 展」 ―スペインからのまなざし―
2023年10月28日刊行 2,420円(税込)204ページ、オールカラー

「禅と美 展」 ―スペインからのまなざし― 図録を販売しています。

 絵画・作品・資料図版 約236点掲載他、「禅と美」をテーマに、駐日スペイン大使館ならびに執行草舟コレクション主催、円覚寺、サラマンカ大学、国際交流基金協力により、二国の友好を深める展覧会内容と企画を1冊にまとめた決定版の図録となります。駐日スペイン大使フィデル・センダゴルタ閣下、執行草舟コレクション主催、戸嶋靖昌記念館館長 執行草舟によるご挨拶文、臨済宗大本山円覚寺派 管長 横田南嶺老師による、世界に広がった禅の歴史を語ったインタビューなど、充実の内容かつスタイリッシュなデザインでお届けします。サラマンカ大学哲学科美学博士のハイメ・ロメロ・レオ氏によるスペインにおける禅の広がりやサラマンカにての日本文化・学問の広まりをレポートしたエッセイ、曹洞禅仏教協会会長の独照ビジャルバによるスペインにおける禅の歴史に関するインタビューも収録。ぜひ日西の精神・学問、芸術の交流となる本図録をお手に取って頂けたら幸いです。

「禅と美 展」 ―スペインからのまなざし―

『執行草舟の視線-美しい星いづこへ』
2023年10月中旬発売予定、講談社エディトリアル刊
竹本忠雄 著
¥2,420(税込予価) 288ページ

ISBN:978-4-86677-136-6
各書店にて好評発売中です

しかし、ロマンチストとは、ヴィジョネール(幻視者)の文学的側面にすぎない。
その意味で、執行草舟は、ヴィジョネールなのである。
その視線の果てに、何を彼は見たか。そのとき、彼は何者であろうか。
私が描きたかったのは、銀河を仰ぐ、この未知なる肖像である。―― 太陽の聖痕 プレリュードより

 この度、講談社エディトリアルより『執行草舟の視線―美しい星いづこへ』(¥2,420(税込予価) ISBN:978-4-86677-136-6、288ページ)と題し、日仏両国で活躍する美術・文芸評論家、筑波大学名誉教授の竹本忠雄氏による新刊が2023年10月中旬に刊行されます。アンドレ・マルローの研究家としても知られる氏は、深層の日本紹介と東西対話に長年にわたり従事。この度、霊性文明の旗手として、来るべき未来へ向けた「執行草舟論」を、90歳にして書き上げました。

 対象となる執行草舟は、宇宙・生命・文明論を基軸に、人類的使命を担うべく武士道的生き方、すなわち「葉隠」精神で生きてきました。いままで、誰も描いたことのなかった「執行草舟」の人物像が、いまここに解き明かされます。これからの時代を生き抜くための、人類的未来の予言が散りばめられた待望の一冊を、ぜひお読みください。

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【構成・章立て】

太陽の聖痕 プレリュード
序説
第一章:新しい神話
第二章:天使との闘い
第三章:起きあがるジザン
第四章:第一の奇蹟 城ヶ島(一九七八年)
第五章:第二の奇蹟 目黒不動尊(一九七九年)
第六章:宇宙的霊性と試練
第七章:破調ラプソディー
第八章:預言者の回廊

『執行草舟の視線-美しい星いづこへ』

『ラーラ-愛と死の狭間に』
2023年4月初旬発売予定、法政大学出版局刊
マリアーノ・ホセ・デ・ラーラ 著、安倍三﨑 訳
¥2,970(税込) 四六判456ページ

ISBN:978-4-588-01154-2 各書店にて好評発売中です

ラーラの目指すもの、そしてその影響下にいるスペインの哲学者たちの目指すものは「霊性文明」に限りなく近い。だからこそ、スペイン哲学が未来への懸橋と成りうるのだ。―― 執行草舟

『ラーラ―愛と死の狭間に』(法政大学出版社刊)と題し、スペイン最初のジャーナリスト、マリアーノ・ホセ・デ・ラーラ(1809-1837)の生涯と作品を日本で初めて紹介する独自編集・初訳本が2023年4月上旬に刊行されます。執行草舟によるまえがき、推薦付、安倍三﨑による翻訳。

 スペイン最初のジャーナリストともいわれる急進的自由主義者ラーラ(1809–1837)。ウナムーノを始めとする憂国の哲学・思想を形成した知識人たちにとって象徴的存在として大きな影響を与えたラーラは、フランス革命・ナポレオン軍による侵略を受けた戦火のスペインに生まれます。

 既成概念の崩壊していく激動のスペイン国家をより良くしようと、政治、文化、メンタリティの遅れを激烈な風刺で批判、国民を啓発しようとペンの剣で戦います。その後、政権争いに巻き込まれ、不倫の恋にも破れ、27歳でピストル自殺、のちのスペイン文学を決定づけます。

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『ラーラ-愛と死の狭間に』

『メリトクラシー』
2021年7月19日刊行 講談社エディトリアル刊
マイケル・ヤング 著、窪田鎮夫・山本卯一郎 訳
¥2,273(税込予価) 244ページ 

ISBN:978-4-86-677089-5 各書店にて好評発売中です

『メリトクラシー』(講談社エディトリアル、マイケル・ヤング著、解説:執行草舟)が待望の復刊!

「メリトクラシー」という言葉は、「能力主義」「実力主義」とも言い換えられますが、この概念を社会現象として初めて社会学的に説明し、著作物として発表したのが、マイケル・ヤングです。この概念を通じて、民主主義の根幹をなす平等と能力主義のもつ美徳と悪徳、その本質をえぐり出す名著が約40年を経て復刊されることとなります。

これからの文明を生き抜く真の能力主義とは?―――現代社会にも通ずる問いを、『メリトクラシー』の読書を通じて、ぜひ思索してみてください。

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「本書は確かに古い。(中略)まだ第二次大戦後の戦後民主主義の出発の時代の書物である。だからこそ、著者はその将来に本質的な夢を感じ、またその本質的悪徳に気づいていたに違いない。民主主義の『初心』が本書を生み出したと言っても過言ではない。いま我々は初心に戻らなければならない。そうしなければ現代人は、もう未来を創る能力を失うだろう。」

執行草舟「解説―復刊に寄せて」より

『メリトクラシー』

「戸嶋靖昌展」 ―縄文の焔と闇―
2020年10月24日刊行 2,750円(税込)
342ページ、オールカラー

「戸嶋靖昌展」 ―縄文の焔と闇― の図録ができました

絵画・作品図版 約250点他、写真資料、戸嶋靖昌本人による手記、手紙、言葉も多数掲載。秋田県立美術館 美術顧問 高階修爾氏による御挨拶文、NHK日曜美術館制作チームによる番組制作のためのスペイン取材ノート、晩年の戸嶋靖昌と親交があり最後の肖像画のモデルとなった執行草舟によるエッセイ、秋田県立美術館、府中市美術館、戸嶋靖昌記念館の各学芸員による美術論文をはじめ、戸嶋靖昌の生涯と画業を纏めた決定的な図録となります。この一冊で「戸嶋靖昌とは何ものか」という問いに対し、様々な角度でアプローチしています。

「戸嶋靖昌展」 ―縄文の焔と闇―

『心揺るがす講演を読む』―その生き方、その教え、講演から学ぶ―
2020年7月1日発売 ごま書房新社
水谷もりひと 監修・編集
¥1,320(税込予価) 244ページ 

ISBN:978-4-341-08764-7 各書店にて好評発売中です

人間、その根源へ

「日本講演新聞」(旧みやざき中央新聞・通巻2830号)に掲載された約450人の方の「講演録」の内、編集長水谷もりひと氏が、面白い・感動した・ためになった選りすぐりの内容を監修、編集。iPS細胞研究所所長 山中伸弥氏、将棋棋士の羽生義治氏を始め、それぞれの人生、生き方に感動した水谷氏が活き活きとした文章で講演内容を綴っています。執行草舟の講演も第一章 生きる(人生編)に、山中伸弥氏に続いて「人間、その根源へ」という題で収録されています。

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『心揺るがす講演を読む』―その生き方、その教え、講演から学ぶ―

『残心抄』―祖父 三浦義一とその歌―
2019年12月19日発売 PHP研究所
三浦柳 著/執行草舟 解題
¥2,750(税込) 368ページ 
各書店にて好評発売中です
ISBN:978-4-569-84527-2

私は本書の中に、人間の本当の勇気というものを感じ続けた…
その勇気の血が、とつとつと解き明かされていく。

三浦義一は、執行草舟が若き日より敬愛する人物であり、2017年には義一の歌集『悲天』の復刊に協力しました。本著は三浦家の知られざる歴史を義一の和歌とともに心情を辿る、魂の一冊です。また、日本の知られざる昭和史が描かれた貴重な記録となっています。執行草舟による解題「〈残心抄〉を想う」も収録、帯の言葉も寄せています。

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『残心抄』―祖父 三浦義一とその歌―

『食えなんだら食うな』
2019年6月3日 ごま書房新社
関大徹 著/執行草舟 解説
¥1,980(税込) 262ページ 
各書店にて好評発売中です
ISBN:978-4-341-17236-7

俺は、この本が死ぬほど好きなんだ!――執行草舟

執行草舟の命を救った名著は、四十年前に初めて出版されましたが、当時のそのままの文章表現を忠実に守り、この度復刊されます。執行は20代の頃に本書と出会い、脳髄を引き出されるほどの衝撃を受けました。その後、襲い掛かる困難や苦しみを乗り越えられたのは本書によると断言しています。関大徹が書いた本著は、死ぬ気で生きた老師の一喝が読む者に大いなる勇気を与えてくれる、究極の一冊です。執行草舟による、熱情的な想いの丈をぶつけた魂の解説付きで、いよいよ関大徹が甦ります。また本書の帯も執行草舟が書いています。

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『食えなんだら食うな』

駐日スペイン大使館「いま、ウナムーノを問う」展
2018年8月19日 500円(税込)

ウナムーノの思想と人生を辿る展覧会図録

日西外交樹立150周年、スペインのサラマンカ大学800周年を記念して開催された展覧会「いま、ウナムーノを問う」展(2018年9月12日~10月9日)の展覧会図録です。この展覧会では、駐日スペイン大使館で開催されましたが、サラマンカ大学から貸し出された多数の貴重資料とウナムーノの言葉を組み合わせて展示しました。ウナムーノの人生と思想を辿る展覧会の内容が、そのまま図録に掲載されています。また、戸嶋靖昌記念館 館長 執行草舟が、なぜ今日本にとってウナムーノが重要なのかを語った特別インタビュー「われわれにとってのウナムーノとは」も収録し、ウナムーノの著作・人生を資料、スケッチ、写真などを通じて紹介しています。

駐日スペイン大使館「いま、ウナムーノを問う」展

日西文化センター「いま、ウナムーノを問う」
――日本人画家 戸嶋靖昌によるウナムーノへのオマージュ
2018年4月20日 500円(税込)

戸嶋芸術によるウナムーノへのオマージュ

日西外交樹立150周年、スペインのサラマンカ大学800周年を記念して開催された展覧会「いま、ウナムーノを問う――戸嶋靖昌によるウナムーノへのオマージュ」展(2018年5月17日~6月15日)の展覧会図録です。この展覧会は、サラマンカ大学付属 日西文化センター内の美智子さまホールで開催されましたが、ウナムーノを愛した画家 戸嶋靖昌による絵画をオマージュとして、ウナムーノ文学の中の引用文と組み合わせた展示を行ないました。そこで展示された作品とウナムーノ文学の言葉、戸嶋の言葉を本図録に掲載しています。また、巻末特集として、戸嶋靖昌記念館館長 執行草舟へのインタビューにてウナムーノと戸嶋絵画の関係が語られ、また資料として、ウナムーノ作品の日本における翻訳の変遷なども合わせて収録しています。

『「戸嶋靖昌の見たスペイン」展』

『サラマンカの光の中で――戸嶋靖昌によるウナムーノへのオマージュ展より
2018年8月19日 戸嶋靖昌記念館(非売品)

日西外交樹立150周年、サラマンカ大学800周年記念展覧会を描いたルポルタージュ

この冊子は、日西外交樹立150周年、サラマンカ大学創立800周年を記念し、スペイン・サラマンカ大学付属日西文化センターにて行なわれた「いま、ウナムーノを問う――戸嶋靖昌によるウナムーノへのオマージュ」展(2018年5月17日~6月15日)の企画から運営までの過程を追ったものです。スペインを代表する思想家ミゲール・デ・ウナムーノの文学とその思想を世に広く問うことを目的に、スペインと日本両国を繋ぐ一連の大きなプロジェクトの一つであるサラマンカでの展覧会についてを、ルポルタージュ形式で戸嶋靖昌記念館 主席学芸員 安倍三﨑が一冊に纏めました。ウナムーノ、戸嶋靖昌、執行草舟の三者がどのように結びついているか、その背景や執行草舟の語った内容などもお読み頂けます。

『サラマンカの光の中で―戸嶋靖昌によるウナムーノへのオマージュ展より

日本スペイン外交関係樹立150周年、サラマンカ大学創立800周年記念出版 第2弾

『ベラスケスのキリスト』
2018年4月20日発売予定 法政大学出版局 〈叢書・ウニベルシタス〉
ミゲール・デ・ウナムーノ 著/ 執行草舟 監訳/ 安倍三﨑 訳/ ホアン・マシア 解題
¥2,970(税込) 412ページ 
各書店にて好評発売中です
ISBN:978-4-588-01077-4

ここには、人類の神秘がある。

「ベラスケスのキリスト」はウナムーノが自身の著作の中でも、最も重要視した、八十九篇におよぶ宗教詩からなる作品です。スペインを代表する画家であるベラスケスの描いた「十字架上のキリスト」を目の前に、ウナムーノが瞑想しながら着想を得たこの詩には、十字架の聖ヨハネ、アビラの聖テレサなどのスペイン神秘思想から来る宗教精神の真髄と、スペイン民族の魂が秘められています。

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『ベラスケスのキリスト』

日本スペイン外交関係樹立150周年、サラマンカ大学創立800周年記念出版 第1弾

『情熱の哲学――ウナムーノと「生」の闘い』
2018年1月30日 法政大学出版局
佐々木孝 著/執行草舟 監修
¥2,750(税込) 356ページ 
各書店にて好評発売中です
ISBN:978-4-588-13023-6

あのウナムーノの情熱が、いまここに復活したのだ。

2018年の日本スペイン外交関係樹立150周年、サラマンカ大学創立800周年を記念して、執行草舟 監修で出版されます。近代スペイン精神を代表する思想家・詩人であるミゲル・デ・ウナムーノ(1864~1936)の、米西戦争からスペイン内戦に至る激動の時代に立ち向かった人生の遍歴、そして学問・批評・芸術活動に生命を燃やし続けた大いなる人間的魅力と深淵に迫った、ウナムーノを知るための決定本となります。執行草舟が座右の書として読み続けた、佐々木孝の名著『ドン・キホーテの哲学―ウナムーノの思想と生涯―』(1976年出版 講談社)を改訂・大幅増補し、「ウナムーノと漱石」を文学比較した内容を初め、新たに三論文他が追加され、読み応えのある本となっています。

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『情熱の哲学――ウナムーノと「生」の闘い』

『「戸嶋靖昌の見たスペイン」展』
2017年4月29日 800円(税込)

セルバンテス文化センター東京「戸嶋靖昌の見たスペイン」展の図録ができました

セルバンテス文化センター東京で好評の「戸嶋靖昌の見たスペイン」展(会期終了)で展示された作品、写真、戸嶋の言葉を一冊にまとめた図録です。
セルバンテス文化センター東京のアントニオ・ヒル・デ・カラスコ館長のメッセージに始まり、戸嶋靖昌のスペイン滞在時代の作品を中心に、また戸嶋自身がスペインにて撮影した写真や残した言葉などと合わせ、「風景へのまなざし」、「人びとへのまなざし」、「静物へのまなざし」の三章立てでご紹介しています。また、府中市美術館学芸係長 志賀秀孝氏、スペインを代表するバイオリニスト リナ・トゥール・ボネ氏による特別寄稿や、執行草舟による「見るために生まれた」という文章もお愉しみいただけます。

※なお、ご購入希望の方は戸嶋靖昌記念館事務局までお問合せください。

『「戸嶋靖昌の見たスペイン」展』

歌集『悲天』
2017年4月27日 講談社エディトリアル 三浦義一 著
¥2,750(税込) 372ページ 
各書店にて好評発売中です
ISBN:978-4-907514-75-4

「生命の慟哭が、いま甦った。三浦義一が、息を吹き返したのだ」

本書は、歌人 三浦義一による歌集『悲天』の復刊版です。三浦義一は、敗戦後の日本の発展のために献身し、日本の魂が表われる珠玉の和歌を詠んだ人物として知られています。執行草舟は、若き日より三浦義一を敬愛し、日本人が太古から脈々と受け継ぐロマンティシズムをその和歌に感じ、『悲天』を愛読してきました。しかし、その『悲天』は廃刊になってから久しく、現在手に入れることが困難となっておりました。この度の復刊にあたり、執行草舟が編集およびとりまとめに協力し、本著の帯文と「『悲天』復刊にあたって」という文を寄せています。今回の復刊版には、戦前および戦後に出版された『悲天』に含まれる全ての和歌と、さらに、三浦義一の死後、ご遺族が私家版として纏めた『続悲天』収録の和歌も加えられています。

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この清く高く悲しい歌の調べは、日本の魂そのものである。自らの命を削ることによって成し遂げられた芸術が、現代の日本に復活したと言っても過言ではない。

―執行草舟

『悲天』

『生の悲劇的感情』(ウナムーノ著作集3)
2017年1月30日 法政大学出版局
ミゲール・デ・ウナムーノ著(神吉敬三/佐々木孝 訳、ヨハネ・マシア 解説)
¥3,850(税込) 398ページ 
各書店にて好評発売中です
ISBN:978-4-588-12006-0

「肉と骨の人間」 その雄叫びを聞け!

本書は、スペインの哲学者 ウナムーノが、「不滅」を渇望する人間の悲哀を叫んだ名著であり、この度、待望の復刊となります。また、本書は執行草舟が若き頃より座右の書として、自己の思想を築き上げる上で決定的な影響を受けた本として度々著作内に取り上げ、推薦しています。 復刊に際し、執行が本書の帯に言葉を寄せておりますので、ぜひお手に取って頂けましたら幸いに存じます。

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『生の悲劇的感情』

『戸嶋靖昌 存在の地層――邂逅と回帰』
2016年8月11日 戸嶋靖昌記念館(非売品)

「存在の地層」を積み重ねた戸嶋芸術の軌跡

『戸嶋靖昌 存在の地層――邂逅と回帰』は、戸嶋靖昌記念館館長である執行草舟の著作『孤高のリアリズム―戸嶋靖昌の芸術―』(講談社エディトリアル)出版を記念し、スペイン国営の文化・教育施設であるセルバンテス文化センター東京にて、國學院大學文学部哲学科教授 小池寿子氏が講演された内容をまとめたものです。中世美術史研究の第一人者であられる小池氏は、『孤高のリアリズム―戸嶋靖昌の芸術―』に対し、「戸嶋靖昌 存在の地層」という論文を寄せておられます。
本講演では、美術史的観点からみた戸嶋靖昌に焦点を絞り、戸嶋が見ていたであろうベラスケスやルオーの作品、またスペイン宗教彫刻等と比較しながら、戸嶋が絵画制作を行ったスペインにおける民族混交の文化風土が、戸嶋芸術に何を残したのか―戸嶋が追求した「魂のリアリズム」に迫ります。

『戸嶋靖昌 存在の地層――邂逅と回帰』

『「孤高のリアリズム」-戸嶋靖昌の芸術- 展』
2015年11月1日 1,700円(税込)

駐日スペイン大使館主催「孤高のリアリズム」-戸嶋靖昌の芸術-展 の図録ができました

ゴンサロ・デ・ベニート大使によりご挨拶の言葉とともにサンティアゴ・エレロ・アミーゴ文化担当参事官と戸嶋靖昌記念館館長 執行草舟による「芸術対談」を収録した「孤高のリアリズム」展の図録ができました。デザインは、スペインの建築家モニカ・ビジャルバ・デ・マダリアーガ氏によるもので、斬新かつ建築的な図録となっています。
展覧会で見た作品をそのまま皆様のお手元でも味わっていただけるよう、絵画を実寸と1:10のスケールに近づけてご紹介しています。また、スペインの詩人ガルシア・ロルカを始め、戸嶋靖昌の言葉、執行草舟による「孤高のリアリズムとは何か」という文章をお愉しみ頂けます。

※なお、スペイン大使館では図録の販売はしておりません。ご購入希望の方は戸嶋靖昌記念館事務局までお問い合わせください。

『「孤高のリアリズム」-戸嶋靖昌の芸術-展』

『正論』
2011年10月号~2016年1月号 産経新聞社
2011年11月号~2014年1月号まで草舟コレクションの安田靫彦作品が表紙を飾りました。 \900(税込)
2014年2月号~2016年1月号、カラーグラビア「憂国の芸術」が連載されました。

カラーグラビア「憂国の芸術」で日本の魂に触れる

月刊オピニオン誌『正論』は、『根源へ』(講談社)のもとになったインタビューが2011年10月号~2013年9月号まで連載され、また、草舟が自身の蒐集する美術コレクションを語った「憂国の芸術」が2013年11月号~2014年1月号に掲載されました。
この「憂国の芸術」で語られたコレクションが、2014年2月号~2016年1月号の巻頭のグラビアで草舟の文章とともに紹介されました。安田靫彦、白隠、東郷平八郎、南天棒、山口長男、平野遼、戸嶋靖昌等、忘れている日本の魂を芸術の鑑賞から甦らせてみませんか。

『正論』

『歴史通』
2014.9月号~2016.11月号 ワック \990(税込)

執行草舟の素顔に迫る―武士道への道―

超人的な知性と独自の人生観を築きあげたこの執行草舟とは一体何者なのか?―現在の「執行草舟」へと至る前半生を「武士道への道」と題し、歴史好きのための雑誌『歴史通』(隔月誌)にて好評連載中です。三島由紀夫、小林秀雄を初め、多くの文豪、画家、歴史的人物と知り合う草舟の数奇な人生が語られています。

『歴史通』

『炎の油画家5人展』
2015年5月16日 府中市美術館 ¥1,900(税込)

画家たちの魂の炎を感じる

府中市美術館で2015年5月16日から7月5日まで行われた「炎の油画家5人展」に戸嶋靖昌の作品が出品されました。本図録はこの展覧会で取り上げられた、戸嶋靖昌、反町博彦、大森朔衛、高森明、保多棟人の、それぞれの画家の作品と人生を纏めたもので、戸嶋靖昌に関しては23点の出品絵画と年譜、また府中市美術館 学芸係長 志賀秀孝氏の美術評論を読むことができます。

『炎の油画家5人展』

『TOSHIMA』
2009年 樹流山房(韓国) \3,000(税込)

TOSHIMAの日々をひたむきに撮る

韓国の写真家チョン・セヨン氏は、1992年、戸嶋靖昌とグラナダで出会います。戸嶋はグラナダで芸術仲間たちの中にあって、魅力的な人間性で国籍を問わず多くの芸術家たちを惹きつけていました。戸嶋靖昌の人としての素顔を、また芸術家としての記録を、戸嶋のグラナダのアトリエや日本の自宅を訪ね、チョン・セヨン氏がひたむきに撮影します。『TOSHIMA』に写された戸嶋靖昌の日々をぜひご覧ください。英・西・日・韓の四ヶ国語表記です。

『TOSHIMA』

『大和し美し―川端康成と安田靫彦―』
2008年9月10日 求龍堂 \2,750(税込)
ISBN:978-4-7630-0819-0

安田靫彦・川端康成の邂逅に日本の美を見る

2008年9月~2009年4月にMIHO MUSEUM、千葉市美術館で行われた展覧会「大和し美し」展へ、執行草舟コレクションから安田靫彦の作品を数多く出品しました。展覧会の内容が一冊にまとまった美しい装丁の本書は、執行草舟コレクションの「生成」が表紙となっています。また、執行草舟の安田靫彦画伯に対する憧憬の想いが綴られた「靫彦との対話」が収録されています。さらにフォトエッセイにて水原園博氏(公益財団法人川端康成記念会 東京支部代表)と執行草舟、戸嶋靖昌との出会いが綴られています。

『大和し美し―川端康成と安田靫彦―』

『巨匠の眼―川端康成と東山魁夷―』
2014年4月20日 求龍堂 \2,970(税込)
ISBN:978-4-7630-1426-9

「巨匠の眼」に惹きつけられる、東山魁夷と川端康成の美の交流

「大和し美し」に引き続き、東山、川端の「美の交歓」を辿る、この二人の巨匠の美術コレクションを紹介する本としては決定版とも言えるボリュームと内容の濃さです。写真を見ている私たちの眼差しが巨匠のそれと交叉するような構成で、「美しいものを、求め、作り、残し、後世に伝えようとした」二人が何を見つめていたのか想像させます。好評のフォトエッセイにて、執行草舟や戸嶋靖昌記念館について、話されています。

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『巨匠の眼―川端康成と東山魁夷―』

『安田靫彦展―歴史画誕生の軌跡―』
2010年3月13日 川崎市市民ミュージアム

『安田靫彦展―花を愛でる心―』
2010年3月13日 ニューオータニ美術館

安田靫彦の花と線の魅惑に酔う

2010年3月13日~4月18日に、ニューオータニ美術館、川崎市市民ミュージアムにて、それぞれ「花を愛でる心」と「歴史画誕生の軌跡」と題し、安田靫彦展が開催されました。草舟コレクションからも二館へ出品し、安田靫彦の魅力へ「花」と「下絵」という異なる切り口でアプローチした展示となりました。草舟はこの展覧会の図録に、「靫彦がいる」(ニューオータニ美術館)、「みやびとあはれの間(はざま)」(川崎市市民ミュージアム)という随筆を寄稿しています。

※この二冊の図録は絶版のため、現在販売しておりません。

『巨匠の眼―川端康成と東山魁夷―』
『巨匠の眼―川端康成と東山魁夷―』

『対談 戸嶋靖昌とその時代―戦後の武蔵野美術大学―』
2013年4月 戸嶋靖昌記念館(非売品)

武蔵美の熱い時代が甦る ―戸嶋靖昌とその時代―

洋画家・戸嶋靖昌は、武蔵野美術学校 西洋画科、彫刻科に学び、1950~1960年代前半という長きにわたり同校で制作に明け暮れました。ムサビイズムの骨頂ともいうべき熱情と破天荒な当時の様子を、武蔵野美術大学長(対談当時) 甲田洋二氏と弊館館長 執行草舟が語り合います。甲田洋二氏は戸嶋靖昌の後輩であり、当時の武蔵野美術大学の時代背景とともに、戸嶋靖昌の芸術への姿勢、人となり、学校での様子なども実体験から語ります。それを受けた草舟も独自の武蔵美・戸嶋論をくり広げています。

『戸嶋靖昌とその時代―戦後の武蔵野美術大学―』

『我と汝―山口長男と戸嶋靖昌の対話―』
2013年7月20日 戸嶋靖昌記念館(非売品)

山口長男と戸嶋靖昌の対話を読む ―会話に潜む芸術―

戸嶋靖昌は武蔵野美術学校に学び、卒業後も助手を務め、母校の武蔵美を大変愛していました。戸嶋が入学した当時は、麻生三郎や山口長男などの教授陣がおり、戸嶋は才能を見込まれ教授たちからも可愛がられていたと聞きます。なかでも山口長男は、戸嶋の芸術上の一番苦しい葛藤期に精神面で支えとなりました。戸嶋は度々山口の自宅へ訪れ、悩みを相談していたそうです。
この冊子は、戸嶋靖昌が山口長男に断って録音した二人の会話の記録で、生前戸嶋から執行草舟へ託され、文章の形に纏めたものです。あまり多くを語らなかったという山口長男の本質的な芸術観、「実」を見ることへのこだわり、佐伯祐三との親交についてなど深い対話が繰り広げられています。

『我と汝―山口長男と戸嶋靖昌の対話―』

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