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第39回「風のかたみ―新・コレクション―」展

風のかたみ―新・コレクション― 展覧会パネル文章

「なんとすこやかなのだろう、風は」、そうランボーは歌っていた。百五十年も前に、若き詩人の魂は、新しい風の声を聴いていたのだ。一八七二年、カシスの川のほとりで、人類の未来が語りかけて来たに違いない。風とは、未来から吹き寄せる響きなのだ。いまの我々に向かって、語りかけて来る未来の魂の叫びと言ってもいいだろう。その声に耳を傾けなければならない。その声と共に、我々はかなければならない。その声に向かって、悲願の祈りを捧げなければならないのだ。未来とは、我々の魂が目指す「聖地」のことである。我々の魂が生まれた故郷ふるさとと言い換えてもいい。それを風の中に感じなければならない。その風を抱き締めなければならない。我々人類の真の文明のために。我々の魂の文明、つまり真の霊性文明を夢見て、我々は立ち上がらなければならない。
執行草舟
  • 〈展覧会 案内葉書〉沢田英男 彫刻制作・撮影作
  • 〈展覧会イメージ作品〉八ヶ岳高原 広瀬功
〈展覧会名〉
「風のかたみ―新・コレクション―」 展
〈会期〉
2025年4月1日(火)~2025年7月19日(土)
〈概要〉
この度、「風のかたみ―新・コレクション」展と題し、執行草舟コレクションに新しく加わった所蔵作品を初公開いたします。洋画家 広瀬功、彫刻家 沢田英男といった、霊性的な、未来芸術の象徴となると執行が捉え、近年、多く集めた美術作品が中心となります。また、いままでのコレクションも組み合わせて展示。「風のかたみ」の新しい風とともに、受け継がれる霊性の変容を感じて頂けましたら幸いです。

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